~皆さんは愛犬や愛猫が亡くなった時のことを想像したことがありますか?うちには5才の愛犬ちゃんがいますが、まったく想像したことがありません。というか考えたくないのでしょうね。まだ先の事だし、その時になったら考えようかと・・・。でもいつか必ずその時は来ます。だから今日はちょっとだけ、そんな日が来たら慌てずに準備できるように、こういうものがあるんだよというご紹介です。良ければ頭の片隅にでも置いておいてください~
石巻にハンドメイドで子供服を製作・販売している「ベイビーフェイス」というお店がある。1つ1つ丁寧に作られたお洋服や小物の販売の他にも購入者の希望にそったオンリーワンの物を作ってくれるそうだ。工房とお店をもつベイビーフェイスはずっと、手作りの温かみのある子供服を販売してきた。ここの子供服を着て育ったお子さんが大人になり自分の子供にまたベイビーフェイスの洋服を着せたいと買いに来てくれるほど愛されているお店だ。
こちらのお店が数年前からペットに関する物も製作しているというので愛犬ちゃんと共にお邪魔してきた。
ベイビーフェイスのペット部として立ち上げられたブランド「わにぽ」。スタッフが皆、犬や猫などのペットを飼っていることもあってペットへの思いは熱く家族の一員として子供のようにかわいい洋服を着せたいという飼い主の気持ちがよくわかる。時には自分の子供とペットにお揃いの洋服を着せたいという飼い主さんもいるそうで、細かなオーダーに応えてファミリーでオシャレを楽しむのをお手伝いしてくれている。
そこに、新しく加わったスタッフの経験が新たなブランドを立ち上げることとなった。大切なペットが亡くなってしまった後の供養に関する物を製作する「Hug」というブランドだ。このHugで現在メインに製作、販売しているのが遺骨を入れる骨壺のカバーだ。
最近はペットが亡くなったあと、火葬する飼い主が増えてきている。ヒトと同じように火葬してその死を受け入れようとするのだが、悲しみがそう簡単に癒されるわけもなく骨になった我が子(ペット)をいつまでも手元に置いておきたい気持ちになるのはごく自然の事だろう。家族の集まるリビングに遺骨を置いておきたいからと可愛らしいカバーを求めて葬儀会館へくる飼い主も多いそうだ。しかしそこには味気のないヒト用の骨壺カバーのサイズ違いしかなく、しぶしぶ購入されていく飼い主さんの姿を何度もみてきた前出のスタッフは、可愛い骨壷カバーを作って少しでも飼い主さんの思いに寄り添いたいと考えた。それがベイビーフェイスで形となり昨年から販売されるようになったのだそうだ。
亡くなったペットはかえってはこないが、その子らしく愛らしい物を用意してあげることで供養になるのであれば、また少しでも飼い主の悲しみが癒されるのであれば、そのお手伝いをしたいとHugは考えている。もちろん素材やデザインなど飼い主の要望に応えたオリジナルの物も製作してくれるそうだ。
終活という言葉を耳にする。終活は悲しいことではなく自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きるための活動だという定義もあるようだ。愛するペットのためにそのペットの終活を時々、少しずつ、考えてみてもいいのかもしれない。
(取材:NAOKO)
ベイビーフェイス/わにぽ/Hug
【住所】石巻市桃生町中津山字下四軒51-1
【電話】022-576-3330
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】木曜日
ベイビーフェイス https://www.instagram.com/babyfacebabykids/
https://www.rakuten.co.jp/babyface-kinoko/
わにぽ/Hug https://minne.com/@wanipo/profile
※通信販売も行っています。また、骨壺カバーは、ほこだて仏光堂 南仙台店をはじめとする各店舗で取り扱いがあります。在庫状況は「ペット葬儀〜虹の扉〜ほこだて」からお問い合わせください。
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