「ピキニキ」というなんだか楽しそうな音の響き。
これはフランス語の「ピクニック」を意味するそうだ。
宮城野区岩切にある『TAMARIBA』という名の建物。このTAMARIBAはしばらく空き地になっていた場所に地域の人が集える場所を作りたいという思いで建てられた。そしてその1階に赤ちゃんからお年寄りまでゆったりとした時間を過ごせるカフェと子供たちの笑顔があふれる駄菓子屋さんが昨年6月にオープンした。
今回お邪魔したのは大きく張り出した屋根の軒下にベンチが設えてある『カフェピキニキ』。木のぬくもりと風を感じながら愛犬と共に過ごすことができるカフェなのだ。こちらのおすすめは何といっても米粉100%のワッフル。表面はサクッとした軽い食感だが中はしっとりとしていて、ついついもう1枚食べたくなってしまう。実はこのワッフル、かなり店主の思いが込められている。
店主の福田仁美さんは以前泉区館にあったノートルシャンブルというカフェに勤めていた。今は閉店してしまったがそのカフェのワッフルの味が忘れられず、オーナーに許可をいただいて、レシピをアレンジしながらピキニキのワッフルとして作り始めたそうだ。このワッフルには地元岩切にある丹庄ファームの卵が使用されている。丹庄ファームでは国内原料100%の自家製発酵飼料でにわとりを飼育しており、多くの養鶏場で使われている黄身の色を濃くするための着色飼料添加物を使用していない。だから黄身の色は薄めだが安心安全で味の濃い卵なのだそうだ。
スイーツだけではなく、ピキニキにはオープンサンドなどお食事メニューもあるのだが、使用しているパンは卸町にあるBoulangerie Girafe (ブーランジェリー ジラフ)と利府にあるspica(スピカ)のベーグルを使用している。コーヒーは香りや苦み、酸味などの特徴を生かし岩切のP-craft(ピークラフト)と泉区にあるin vitro coffee roasters(インヴィトロコーヒーロースターズ)の豆を使い分けている。
店主お勧めの紅茶はお茶の専門店CHAYUAN(チャユアン)から取り寄せているフランス産の茶葉で、香りを添加していない茶葉本来の芳醇な紅茶となっている。そしてちょっと変わり種の2種類の台湾茶も店主が惚れたYAGUI(ヤグイ)の茶葉を使用しておりお湯をつぎ足しながらゆったりと過ごしてもらいたいと考えている。
わんこと過ごせるカフェを覗いたら安心・安全に配慮した店主のこだわりがたくさん詰まったセレクトショップならぬセレクトカフェだった。
愛犬を連れて行く時は席に是非予約を入れてから行ってほしい。それと、お隣の駄菓子屋さんは午後3時頃から学校から帰ってきた子供たちでにぎわうそうなので愛犬と子供たち両方の安心・安全のためにできれば早めの時間に訪れてみてほしい。
(取材:NAOKO)
café pique-nique(カフェ ピキニキ)
【住所】仙台市宮城野区岩切字今市103 TAMARIBA1F
【電話番号】090-3844-0842
【営業時間】火・水・木11:00~16:00 金・土11:00~17:00
【定休日】日・月曜・祝日
【駐車場】あり(TAMARIBA前に4台分、裏手に6台分)
【Instagram】https://www.instagram.com/pique_nique2023/
【ペット】大型犬 OK・マナーウエア着用・ペット用食事なし
~マナーを守って利用しましょう♪~
★ARCHE! MODEL ラッキーくん