三陸自動車道、登米ICを降り、北上川沿いを走ること10分程、みやぎの明治村「登米町」に着く。町の中心近くにあるのが「登米神社」。歴史がとても古い神社だ。
登米神社HPから
「八幡宮は、天喜年中鎮守府将軍、源頼義が、賊徒征伐の時、鏃(ヤジリ)を神体として、戦勝を祈願した辺室山の浄地に、康平5年(1064年)頼義の嫡子、義家が山城国鳩峰に鎮座せる岩清水八幡宮を勧請分遷したもので、後世その地を八幡崎と呼んだ。文化5年(1189年)藤原泰衡没落後、葛西三郎清重が、この地方を領有するにあたり、八幡宮を七郡の総鎮守葛西家累代の守護神として尊崇した。天正18年(1590年)葛西家散亡の運命となり、慶長6年(1604年)仙台藩の伊達相模守宗直が、本領主として移城するに及び同11年八幡宮を八幡崎から寺池道場山麓に遷座した。更に享保7年(1722年)6代伊達村水が社殿を現在の山上に移築し、歴代領主の守護神として尊崇し、引き継がれた。明治6年(1873年)当地に水澤県庁があった時、八幡宮とその傍に鎮座せる住民の深く信仰する稲荷神社を合祀して「県社登米神社」と称し、昭和27年「宗教法人登米神社」と改められた。毎年9月の第3土曜、日曜を祭日とし、町内には数多くの山車、練物などもあり、近郷希に見る祭礼である。」
その歴史ある神社が「ペットの祈禱」を行っている。SNSでも話題になっている。どうしてペットの祈祷?と思われるかもしれないので、登米神社、春日宮司さんに聞いてみることに。
ーどうしてペット祈禱はじめようと思ったのですか?
ペットに対する思いは、ここ数年変わってきていますよね。みなさん「我が子」のように思っています。そして「一緒にご祈祷したいんです」という声も多くなっていました。歴史ある神社にペットはどうなの?という意見もありました。が、一緒に暮らして家族の一員である「生」は大切にしなければならない、という思いは強かったんです。「ペットも受け入れるべきでは」が私の中で深まってきました。それを理解してくれたのが宮司(母)でした。「時代が変わっているのだからそれに合わせないといけないね」ありがたい言葉でした。
ーいつからペット祈祷をはじめたのですか?
今年2024年1月からです。はじめは不安でしたが、「一緒に祈祷してもらうのはうれしい」という声が徐々に増えてきました。それがSNS等で広がり、全国から来てもらうようになりました。今まで約200頭のペット(ワンちゃんがほとんど)が来てくれました。ありがたいですね。
【登米神社】
2025年正月(1日~3日)は予約なしで祈祷できます。(以降は要予約/電話 or instagram DM)
住所 〒987-0702 宮城県登米市登米町寺池道場山15
電話 TEL 0220-52-2887 Instagram