愛犬のために自宅の庭をドッグランにしているというお宅もあるそうだ。小さくても庭で愛犬が自由に遊べたら、どんなに良いかと思ってしまう。それまで雑草との戦いの場でしかなかった庭が、愛犬のフリースペースにできるなら思い切って芝生の庭にしようかな、なんて夢が膨らむ。ここで問題なのは天然の芝がいいのか、人工芝がいいのか。やっぱり自然の物がいいのかな、とも思うのだが天然芝にも色々と種類があるようで、生きているから手入れをしないと枯れるだろうし、伸びれば刈ったりしなきゃならないだろう。そういえば芝生の間から雑草って生えてくるのかな?なんて疑問もわいてくる。一方たぶん手入れがいらない人工芝にも色々と種類があって愛犬の肉球に優しい人工芝はどれなのか気になってくる。夏は熱を吸収してかなり熱くもなるようだし、耐久性は何年くらいなのだろう…。
そんな疑問をもった人の納得できる庭づくりをお手伝いしてくれるのが、今回お邪魔した有限会社庭正庭芸研究所だ。

こちらの会社の展示場には人工芝と天然芝、どちらが良いかを判断するために、実際に触れてもらうための体験型のドッグランがある。屋内の「お庭deドッグラン」は人工芝で冷暖房が完備されておりいつでも快適な状態で犬を遊ばせることができるのだ。ここにはアジリティなども用意されているので愛犬の好みの遊びを見つけることができるかも。エリア分けはされていないので同じ空間で小型犬から大型犬まで一緒に遊べるようになっている。こういったところではどうやら小型犬の利用が多いようで、遠慮しがちな大型犬の飼い主さん用に土日祝日の15時~16時までは大型犬専用の時間を設けているそうだ。





また屋外には「ドッグランのある庭」として1日1組限定の貸切り天然芝のドッグランがある。200㎡と広く、何頭で利用しても良いそうなのでお友達とグループで利用するのもいいだろう。またヒート中の犬や無駄吠えをする犬、噛み癖、攻撃性のある犬、闘犬など他のドッグランではお断りされてしまう犬でもこの屋外のドッグランでは貸し切りで利用することができるのだ。どんなわんちゃんでも楽しんでほしいという思いから利用可能にしているそうで、使用後にはスタッフがしっかりと消毒や臭い消しなどの手入れをするので遠慮なく使ってほしいとのことだった。

どちらのドッグランも利用時間に制限はない。最初に料金を払ったら営業時間中であれば何回でも出入りは自由なのだそうだ。それから現在屋外ドッグランをもう1つ造成中で、少し起伏のある庭で犬の本能を刺激するようなドッグランが春頃にはオープンする予定だ。

またこちらも準備中なのだが、子供たちも楽しめるようにスピード感溢れるジップラインや、バランス感覚を養うスラッグラインなどがある広場も造成していくとのことだった。雑木林に囲まれているこちらのエリアではリードをつけた状態で愛犬と森林浴をしながらのお散歩も可能とのこと。


他にも「庭」を身近に感じてもらおうと、こちらの展示場ではキャンプやデイキャンプなども楽しめるようになっている。5つあるキャンプサイトではテントやタープも無料で貸し出ししているので、これからキャンプデビューしたいと思っている人などにおすすめだ。そうそう、過去にはリードをつけて愛猫と一緒に利用した人もいたそうで、キャンプサイトAは猫連れ用になっている。
わんこと一緒にキャンプを楽しみたい人は「ドッグランのある庭」が利用可能だ。テントやタープの貸し出しはないので持参しなければならないが、専用のドッグランがあるので愛犬と有意義に過ごせるだろう。 ちなみにここではキャンプに欠かせない薪が販売されているのだが、造園業ということもあってその木材の種類は豊富。中にはレアな物もあるそうで何年も寝かせた煙の少ない良質な薪も時々販売されているようだ。




広い敷地の展示場。造園業の展示場ではあるが、どのエリアも誰でも利用が可能だ。庭の施工を考えていなくても大丈夫。本職も大事だとは思うのだが何より犬好きなスタッフが犬と共に楽しい時間を過ごしてもらいたいと、イベントなどもいろいろと企画しているようだった。

今回は雪で埋もれていたが、これからもどんどん進化していく庭正庭芸研究所の春が楽しみだ。
(取材:NAOKO)
(有)庭正庭芸研究所
【住所】大和町小野後藤6-1
【営業時間】9:00~16:00(最終受付15:30)
【定休日】火曜(ドッグランはメンテナンスのため火曜~木曜お休み)
【駐車場】あり
【Instagram】https://www.instagram.com/niwamasagardening/
【ペット】全天候型ドッグラン・大型犬 OK・屋内はマナーウエア着用
~他のお客様の迷惑にならないようにマナーを守って利用しましょう♪~