青葉区高野原の住宅街に無農薬の野菜や小さな畑で育てた自家製野菜などを使った創作料理が食べられるレストラン「野のカフェレストランkibako」がある。健康に配慮して作られた「kibakoランチ」は前菜・スープ・サラダ・パン・メインディッシュ・デザートとコース料理のようなメニュー構成になっており、オーナー・シェフである陽子さんがひとりでお店を切り盛りしながら作っている。
中でも気になったのが陽子さんおすすめの自家製パン。こちらのパンは合成添加物無添加でバターの量を極力減らした低カロリーのパンに仕上がっている。卵や牛乳も使用していないのでそれらのアレルギーのある人でも安心して食べられるようになっている。今回ご用意いただいたkibakoランチのパンはパン生地にクロレラの粉末が練りこまれており見た目も爽やかな健康パンとなっていた。他にも季節に合った食材を使用し、栄養価の高いにんじんの葉っぱのパンやゴボウのパンなどオリジナルのパンを作っている。
陽子さんの健康へのこだわりは、お店の建物自体にも影響している。実はこちらのお店は建築家である陽子さんの旦那様が、ひとりでお店を切り盛りする陽子さんのために設計し自ら職人となり建てたお店なのだ。特徴的な大きな窓からは元気の源となる太陽光が新緑のヤマボウシ越しに店内を明るく照らしており、20㎡に満たない客席も天井の高い空間がうまく作用し狭さを感じさせない。また小さな子供や赤ちゃんのことを考え内装に使う塗料などは極力アレルギーの原因物質が少ない物を選んで使用している。そのこだわりの甲斐あって、以前化学物質アレルギーのお客様が来た時にもアレルギー症状を発症することなくゆっくりとくつろぐことができたと喜ばれたそうだ。
こちらのお店を実際に建てたご主人が、隣の敷地にもう1軒、仕事をしながら5年の年月をかけてひとりで建てた建物がある。現在こちらは「野のアトリエN」として稼働しており取材に伺った時は色鉛筆作家の村田和俊さんの作品をメインに様々な作品が展示されていた。
この2軒の建物の間に緑の美しいお庭がある。このお庭にはテーブルがあり、天気のいい日はお食事やお茶を楽しむことができるようになっている。嬉しいことにテーブルにはリードフックも付いていてここでわんこと一緒に過ごすことが可能だ。
このお庭の席は予約制。そのお時間わんこ連れは1組限定となるので他のわんこが苦手な子でも安心してゆっくりと過ごすことができるだろう。そしてこちらを利用する際は必ずマナーベルト、マナーパンツの着用をお忘れなく。椅子に座らせる場合はカフェマットも必要だ。
それともう一つオーナー・シェフの陽子さんからお願いがあった。先にも書いたがこちらのお店は接客、調理、配膳、会計、片付け…という一連の流れを陽子さんが全部ひとりでやっている。そういうわけで忙しい時はお庭席のお客様はお料理が出来たらセルフでお料理を運んでいただきたいとのことだった。
ちなみに、わんこ用のお料理はないのだが、予約の際にお願いすればわんこ用のパンも焼いてくれるそうだ。これからの季節、外でのご飯はとても気持ちがいいのだが天気のいい日の昼時はお庭に太陽光が直接降りそそぐので、暑さに弱いわんちゃんと一緒の場合は少し時間をずらして建物の陰ができた頃に伺うのがいいかもしれない。カフェタイムにケーキとコーヒーでゆっくり過ごすのもなかなか乙なもの。
(取材:NAOKO)
野のカフェレストランkibako
【住所】仙台市青葉区高野原3丁目7-6
【電話番号】022-343-6011
【営業時間】11:00~16:00 ディナータイム(予約制)18:00~20:00※時間応相談
【定休日】日 ・月 ・ 祝
【駐車場】あり
【Instagram】https://www.instagram.com/kibako617/
【ペット用お食事】なし
【犬種条件】大型犬OK マナーベルト、マナーパンツ着用、カフェマット持参
★ARCHE! MODEL 姫ちゃん
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