2024年3月17日(土)~18日(日)夢メッセみやぎで『TOHOKU CAMPINGCAR SHOW 2024』が開催された。会場となる夢メッセは普段はわんこは入れないのだが、この期間中は同伴入場OKということで愛犬を連れて見学に行ってきました。
ワタクシ、昨年はわんこOKのレンタルキャンピングカーで旅したり、愛車で車中泊をしながら愛犬と旅行を楽しむなんてことに挑戦し、とても充実した日々を送らせてもらいました。今後も愛犬といろんな風景を見たいから、キャンピングカーショーはとても楽しみにしていました。
行ってきたのは初日のオープンして間もない時間帯。2日目にドッグファッションショー&コンテストというステージイベントがあるということで、2日目の方がわんこ連れが多いかと思いきや、早い時間から結構わんちゃんを見かけました。昨年来た時よりも多い印象。ねこちゃんを連れて来ていた人もいましたね。やはりペットとのお出かけや旅行に車は不可欠なためか興味を持つ飼い主さんは多いようです。
展示車両はお手軽キャンプに活躍する軽自動車から2000万円以上する大型のキャンピングカー(その2000万以上する車は「売約済み」になっていたからビックリ!)やトレーラーまで様々な種類の車が並んでいました。
キャンピングカーによく使われるハイエースも数多く展示されており、中でも今年1月に発売されたばかりの、ボディがベージュ色とアーバンカーキ色のハイエースをカスタマイズした車両が目をひきました。「ハイエース=商業車」のイメージを覆し、かわいく、遊び心のあるくるまとなっていて、運転席に座って確かめている女性も多く見かけました。
さて、昨年はなかったドッグファッションショーが開催されるということで、今回はわんこ仕様の車が結構あるのかなーと期待しながら会場を2周しました。コロナの流行と共にアウトドアブームが再来し、オートキャンプやディキャンプ、ソロキャンプにグランピングなど様々なタイプのキャンプスタイルが増えましたが、最近は少し落ち着いてきたようにも感じます。しかしペットを飼っているファミリーはキャンプやアウトドアをしなくても、いつでも一緒にどこにでも行ける車が必要です。だからキャンピングカーは魅力的。そのキャンピングカーがわんこ仕様になっていればもしかしたら本気で欲しくなっちゃうかも。
会場を2周した感想は、思ったほどわんこに特化した車はなかったー💧
リードフックが付いている、シートが破けづらい、足を洗うシャワーが付いている、運転席と助手席の間にわんこ用のベッドが置けるようになっている、などの工夫がされている車が数台。でもこれは目新しい物ではない感じもするし…。
今回はペットとともに、というよりも、災害時に避難所となれる車ということに着目しているメーカーが多かったように感じました。今年は元旦から能登半島地震がおき、未だに多くの人が避難所生活を余儀なくされています。先日テレビでは、普段から地域の避難訓練に参加していた人が、訓練の時はわんこを連れた同行避難ができたのに、実際に地震がおきて避難したら犬はダメだと言われ、3か月間車で生活していたと話していました。
ペットを飼っていなくても、小さな子供や高齢者、障害者がいるなど様々な理由で車中泊避難を選ぶ人が多く、また余震が続く場合、建物の中にいるよりも車の中にいる方が安全だということで車中泊避難をする人も多いようです。
そうなった場合にはエコノミー症候群防止のためにもやはり足を延ばして横になれるスペースは不可欠で車中泊仕様になっている車やキャンピングカーは最も適しているということになるでしょう。その他にも避難所として考えながら見てみると、ソーラーパネルで蓄電できたり、トイレスペースがある車、個室が作れたり、ペットだけではなく人も車内でシャワーを浴びられるようになっているなど欲しい機能を持った車がいろいろとありました。
見ていたら欲しくなるキャンピングカー。ペットのため、また万が一の時のため、と理由をいろいろと並べてみても実際はなかなか手が届きません。あぁ宝くじでも当たらないかなー。
最後にステージで歌っていた宮城出身のシンガーソングライター竹森マサユキさん(ロックバンド「カラーボトル」ボーカル)の美しい歌声を聞いて興奮と欲求を落ち着かせながら会場を後にしました。
(取材:NAOKO)