看板に沿って右折し坂道を下っていくとどなたかのお宅の広い敷地に入ってしまった。入る道をまちがえたのかと思ったが、よく見ると母屋とは別に正面に建っている歴史を感じる建物に『CAFE蔵sicc』の文字を発見。間違いなくここが目的地のようだ。
今回お邪魔したのは気仙沼市にある『CAFE蔵ssic』。気仙沼というと海のイメージだがここは少し内陸に入った小高い場所になっている。店長の菅野宏大さんの話ではカーナビで案内される細い道は普段はあまり使用しないのだとか。帰りは教えてもらったようにお店を出たらまっすぐ道なりに進むと、対向車が来ても怖くない広さの道になっていてそのまま気仙沼高校のある広い通りまで出ることができた。次回からはこの道でお邪魔しよう。



さて、今年でちょうど10年目を迎える『CAFE蔵ssic』は震災をきっかけに誕生したお店だ。多くの被害を受けた気仙沼の町に再び活気を取り戻したい。そんな思いから観光客が足を運んでくれるようにと、当時はまだ珍しかったブルーベリー狩りができるハウスの計画が始まった。
同時にブルーベリー狩りを楽しんだ後もゆっくり過ごしてもらえるようにと、敷地内にあった築150年の蔵をリノベーションしてカフェとして生まれ変わらせた。また家族みんなが犬好きということで、わんちゃん連れにも気軽に来てもらいたいとお庭に席を設け、さらにドッグランも造り人も犬も楽しめる空間とした。カフェで注文した人なら自由に愛犬を遊ばせることができるこのドッグランは、春には桜が咲き花見をしながら愛犬と楽しい時間を過ごせるようだ。



カフェのメニューはパスタやカレーなどのランチの他ケーキなどのスイーツも充実。パスタは季節限定のメニューもあり、これからの時期は敷地内で採れたフキノトウやタケノコを使った山菜のパスタが楽しめる。またスイーツは特にブルーベリーを使ったものが人気でほとんどの人が注文しているようだ。
この日用意してもらったのは「海かおる潮風パスタ」と「ブルーベリーのスムージー」。パスタの見た目はシンプルだが新鮮なわかめの香りが食欲をそそる気仙沼らしい1品。またブルーベリーのスムージーは砂糖など一切使わずブルーベリーとバナナだけで作られた自然の恵みの一杯。夏は採れたてのブルーベリーを、それ以外の時期は瞬間冷凍したブルーベリーを使用しており爽やかで軽い飲み口のスムージーに仕上がっている。


こちらで栽培しているブルーベリーは「ラビットアイ」系のもので粒が大きくとても甘い。ラビットアイ系といわれる品種は多数あり、ハウスでは25種類以上もの品種を育てているそうだ。7月~9月はブルーベリー狩りができるのでその味の違いを食べ比べしてみるのも楽しそう。またマイナス50度で瞬間冷凍したブルーベリーも販売しているので、お土産に買って愛犬とおうちでゆっくり食べるものおすすめだ。

愛犬と一緒に店内に入ることはできないが、家族や友達と行ったなら交代で入ってみてほしい。中にあるテーブルやいすは廃材をうまく利用して作られており、大きな照明の傘は蔵にあった味噌樽を加工して使っている。それまで何代もの人が触れてきた物たちには不思議なパワーが秘められているのか、とても居心地が良い落ち着いた空間になっている。

またちょっとレトロな小物の販売やタイミングが良ければお料理にも使われている自家栽培の朝採れ無農薬野菜も販売しているのでぜひ覗いてみてほしい。

家族経営の『CAFE蔵ssic』はなんだか実家に帰ってきたようなそんな雰囲気も味わえる。看板犬のレオくんはなでられるのが好きなので、犬好きなあなたに会えるのを待ってくれているのかも。
(取材:NAOKO)

CAFE 蔵ssic (カフェクラシック)
【住所】気仙沼市九条504
【電話番号】0226-22-2742
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】月・火曜日
【駐車場】あり
【Instagram】https://www.instagram.com/aidlamer/
【ペット】テラス席OK・大型犬 OK・ペット用食事なし・予約可・ドッグランあり(カフェ利用者無料)
~他のお客様の迷惑にならないようにマナーを守って利用しましょう♪~
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