今年の2月にリニューアルオープンした「ドッグカフェ ハッピーわん」は西公園の近くに位置するドッグカフェだ。
ここはドッグカフェだけではなく、特別なシャンプー(皮膚改善、アレルギー対応など)を使っているトリミングサロンやペットホテル、お預かりなどもしていて何より嬉しいのは室内ドッグランがあるというところ。雨の日など天候の悪い日はワンちゃんのお散歩に気合が必要だ。だけどここならお散歩後のワンちゃんのお手入れも臆することなく遊ばせることができるありがたいカフェなのだ。
こちらのカフェには7匹の看板犬がいる。お邪魔した日はレアちゃん、マヒちゃん、ルルちゃん、ハクくんの4匹の看板犬プラスお預かりのワンちゃんたちがお出迎えしてくれた。
それとルルちゃんとハクくんの間に生まれた3匹のわんちゃんも生まれて3週間(取材当時)のふにゃふにゃの可愛い姿を見せてくれた。人懐っこい看板犬ちゃんたちに会いにご飯を食べに来たりお茶をしに来たりするのも楽しいカフェだ。ちなみにこちらのカフェは現在コロナ対策のため時間制となっている。お茶の場合60分で500円+1ドリンク、お食事の場合は90分の利用時間となりプラス料金で延長も可能だそうだ。コロナのこともあり席数をあまり多くしていないので電話で予約を取ってから来店した方が確実だ。 もちろんワンちゃん連れも大歓迎。ノーリードで自由に遊ばせることができ看板犬ちゃんたちやわんこ大好きポジティブスタッフさんが構ってくれるので普段お家にいるワンちゃんも楽しめるかもしれない。
だけど私の愛犬ちゃんはダメかなー。人はすぐに慣れて大好きになるけど、犬はどうも苦手なのだ。自分から近づくくせに顔を近づけられるとものすごい勢いで唸る。それでも構わず近づいてこられると吠えまくりで大騒ぎ。だったら自分から近づいていかなきゃいいのにーと飼い主は毎回思う。
そんなことをお話したらスタッフの方が一度お預かりをしてみては?と提案してくれた。
犬の幼稚園をやっているわけではないが、様子をみながらその子の個性を見極めて少しずつ苦手克服や社会化などのお手伝いをしれくれるらしい。ちょっと預けて久しぶりに街ブラお買い物。その間にわんこ成長、なんていう利用の仕方もあるようだ。
お預かりといえば・・・取材に対応してくれたスタッフさんがこんなお話を聞かせてくれた。ある時1か月お預かりしたワンちゃんがいたそうだ。後でわかったのだがその子はトリミングサロンを何か所もお断りされている困ったちゃんだった。預かってすぐ対応したスタッフにその子は思いっきり噛みついた。衝撃が走った。実はこの子は噛み癖のあるワンちゃんだったのだ。年老いた飼い主はその子に躾をすることができなかったのだろう。噛まれたスタッフは他のスタッフに同じように痛い思いをさせるわけにはいかないと思った。しかしこの子をこのまま帰すこともできない。ここから苦悩と葛藤の毎日が始まった。自分が何とかしなければ。
真剣にその子と向き合いその子の気持ちを読み取る。噛むには必ず理由があるはずだ。その一方で噛むことはいけないことなのだと教える。毎日毎日少しずつ。
そうしてお迎えの頃にはかなりその子と打ち解けることができた。噛むこともなくなった。お迎えに来た飼い主さんには何が悪かったのか、これからどう接していくべきなのかをしっかりと伝えた。1か月間共に頑張ったワンちゃんとお別れのとき。怖さ、苦労、葛藤、責任、安堵、絆、さみしさ。色々な感情があふれて頬を伝わっていったそうだ。
そんな素敵なスタッフさんのいる素敵なお店だった。
●お店の方から●
心から犬好きのスタッフがいるアットホームなお店です。ノーリードで遊ばすこともできますのでワンちゃんも楽しめるカフェだと思います。ちょっとワンちゃんを預けて自分の時間を作ったりデートでワンちゃんと触れ合いたい方などお気軽にご来店ください。
【ドッグカフェ ハッピーわん】
【住所】仙台市青葉区大町2-11-10
【電話】022-223-8055
【営業時間】10:00~18:00(Lo17:00)コロナ対策のため時間制
【定休日】なし
【HP】https://www.happy1.jp/
【スタイル】ドッグカフェ
【ペット用お食事】準備中
【同伴条件】マナーベルト着用
【犬種条件】大型犬OK
動物取扱番号 第20108024号
(取材:ナオコ)
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