某日「R with dog」専用の玄関口に車を停めて降り立つと「お荷物をお預かりします」とスタッフが荷物運搬用のカートを持って現れた。久しくベルスタッフのいるホテルに泊まっていないのでちょっと緊張してしまう。1泊分の荷物なので大した量ではないのだが、愛犬たちのベッドやクレートもあったので駐車場から部屋までカートで運んでくれるというサービスはとても助かった。
案内され愛犬たちとそのままフロントのあるロビーへいくと席をすすめられ、まずは到着お疲れさまでしたとお茶でおもてなし。そしてそこに座ったままチェックインの手続きとなった。
ロビーの隣には撮影ルームがあり、いつでも気軽にご利用くださいと案内された。セットが組まれていて衣装まで用意されている。後で撮影させてもらったが小型犬想定の撮影スポットだったので大型犬の場合はどうするのだろうかとちょっと気になってしまった。
チェックインが終わり案内された部屋へ入ると今回宿泊するお部屋は手前にベッドのある洋室、奥に畳敷きの和室がありそこから人工芝のプライベートドッグランへ出ることができるようになっていた。部屋のレイアウトはその部屋ごとに多少違っているらしい。入口に戻ってパウダールームへ行くと何故か洗濯機がありその先はシャワールームとなっていた。そしてそのシャワールームは反対側にも扉がありその先には露天風呂が2つある。1つは人用で絶えずお湯が注がれている。朝でも晩でも暖かいお風呂に入ることができる循環式のお風呂のようだ。そしてその隣には、わんこ用のお風呂も用意されていた。どちらも信楽焼のお風呂かな?なんて見ているとひょっこり愛犬が現れた。突然のことに驚いたが、このお風呂のあるスペースは先ほど見たドッグランと繋がっており、遊んでいた愛犬が音に気付いて覗きに来たようだった。
室内の探検は終わったので、早速ベッドルームに愛犬たちの寝床を用意。こちらのホテルでは珍しくわんこと一緒にベッドで寝ていいとのことだったのだが、自宅では寝相の悪い私が潰してしまうことがないように愛犬たちとは別に寝ている。だからいつもと同じように彼ら専用の寝床を準備した。今まで泊まったことのあるホテルは全てわんこはベッドにあげてはいけない、というお約束だったので「わんちゃんと一緒に寝れますよ」と言われた時は正直びっくりしてしまった。せっかくなので記念に(?)一瞬だけわんこをベッドに上げさせてもらったが喜んで動き回る愛犬が飛び降りたりしないか心配でろくに撮影もせずにすぐに下ろしてしまった。
我々がプレオープンにお邪魔したこの日、犬界のトップインフルエンサーであるたまねぎさんたちも宿泊すると聞いた。本誌で何度か取材させていただいているたまねぎさんだが私自身はお会いしたことがなかったので、少しお時間をいただいた。ホテルを出てすぐ近くにある「うつわCAFE GuruGuru」へお邪魔した。ここは以前取材させてもらったわんこと過ごせるテラス席があるカフェで、そこから見る田んぼのある景色はとても素晴らしかったのだが、残念ながらこの日はまだ田植えが始まっていない時期だった。(うつわCAFE GuruGuruの記事は→こちら)
初めてお会いしたたまねぎさんとご主人の大将と、スタンダードプードルの岳くん、風ちゃん、雷ちゃんも一緒にとお茶をしながらお話させてもらった。山形在住のたまねぎさんは時々ディスクドッグの大会などで宮城に来ているそうで宮城は身近な存在のようだった。
岳くんは7歳。家では1歳の風ちゃん雷ちゃんの教育係で、遊びながら色々なルールを教えてくれているそうだ。その岳くんなのだが、スタンダードプードルにしてはなんとなく毛が薄いようだった。聞くと脂腺炎という病気だそうで自己免疫により皮脂腺の破壊や発達不良、脂質代謝の異常などが原因で薄毛になってしまう病気なのだそうだ。スタンダードプードルにおいては遺伝性の疾患とも言われている。脱毛以外には特に症状もなく内臓など他に悪さをする病気ではないと聞いて安心した。1日も早く治って以前のモフモフに戻ることを祈らずにはいられなかった。
岳ちゃん、風ちゃん、雷ちゃんはどこへ行っても人気者で、たまねぎさんを知っている人はもちろん、知らない人からも声を掛けられることがあるそうだ。写真撮影を頼まれることもあるようで、とてもありがたいと話してくれた。色々とお話をさせてもらったがせっかく「R with dog」へ来ているのだからあまり長い時間をいただくわけにもいかず、最後に岳ちゃん、風ちゃん、雷ちゃんの写真を撮らせてもらって終わりとした。
余談だが、ここ「うつわCAFE GuruGuru」のカレーはとても美味しそうなのだが、何度も食べそびれている。今夜もこれからホテルでご飯なので我慢我慢。チェックアウトした次の日のお昼に来ようかとも思ったが残念ながらその日は定休日。楽しみはまた先延ばしになってしまった。
ホテルに戻り少しすると楽しみにしていた食事の時間がやってきた。
食事は夕食、朝食とも別室に用意されるのだが、全て個室。「R with dog」は客室が4部屋あるので、わんこと一緒に食事ができるお部屋も4部屋用意されている。愛犬と共にその部屋へ行くと栄養バランスを考えたわんこメニューが共有部分にビュッフェスタイルで準備されていた。全てのお料理に食材が記入されたカードが付いているのでアレルギーや好き嫌いがある場合でも飼い主はそれを見てわんこのご飯を選ぶことができるようになっている。ビュッフェというものはついつい取り過ぎてしまう傾向があるので注意しながらボウルに取り分け、まずは愛犬たちにご飯を食べさせた。相当美味しかったのだろう。愛犬たちは夢中になって食べあっという間に完食してしまった。
個室のため他のわんちゃんと会うこともなく落ち着いていられるので、お腹が満たされた後は愛犬たちはまったりとしてくれていた。その間に今度は自分たちが落ち着いてゆっくりと、とても豪華な食事をいただいた。
部屋に帰りひと休みの後、露天風呂にゆっくりと浸かり気づくと深い時間になっていた。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。寝るのがもったいないとも思ったがわんこたちも寝てしまったし、次の日の朝風呂と食事を楽しみにゆっくりとベッドへ潜り込んだ。
ちなみに…朝食はこんな感じでした。(取材:NAOKO)
R with dog
【住所】仙台市太白区秋保町湯元字木戸保7-1
【電話番号】0570-040-707
【受付時間】9:00~18:00
【宿泊】IN15:00/OUT10:00
【駐車場】5台分あり
【HP】https://r-with-dog.jp/
【ペット】大型犬 OK・ペット用食事あり
~他のお客様の迷惑にならないようにマナーを守って利用しましょう♪~