8月某日、ARCHE!ファミリーが招集された。彼らはこの日「おためし隊」として、ペットフードの味を確かめるという大切な任務を任された。
いきなりだが、「ぺこふる」という名前は聞いたことはあるだろうか。既に愛用しているご家庭もあるかもしれないが、イベントで見かけたりした程度で愛犬のために購入したことがないとうママさんも少なくないだろう。もしくは「ぺこふる?」と初耳の人もいるかもしれない。

「ぺこふる」は2年ほど前の2023年に白石で誕生した愛犬用のペットフードだ。老舗食品工場の3代目、菊地諒氏が幼い頃に飼っていた愛犬とのことを思い出しながら、「毎日同じドッグフードを餌として与えるのではなく、時には人間と同じように食事の時間が待ち遠しくなるような特別なご飯を食べさせたい」そんな熱い思いで開発したペットフードだ。犬が好きな生肉のような嚙み心地と食べごたえを実現し、家業のノウハウを生かした人も食べられる食品基準で作られている。獣医師監修のもと、オール東北産にもこだわった愛犬のためのフレッシュフードだ。
ロール状に形成された「ぺこふる」は冷凍で販売されており解凍してカットして愛犬に与える。1本400gあり主食として与える場合は体重1kgに対し1日50~100g程度。例えば体重4kgのわんこであればぺこふるのロールを半分~1本与えて良いことになる。
ちなみに商品の名前にもなっている「ぺこふる」は「はらぺこたちのおなかもこころもフルにする」という意味が込められているそうだ。


生産者である株式会社ぺこふるの代表取締役 菊地 諒氏から直接色々とお話を聞いた後、集まってもらったわんこたちに実際に食べてもらった。
今回試食したのは、
・定番のpekofull_TORI(東北産の鶏肉使用)
・低脂質のpekofull_UMA(福島県産の馬肉使用)
・脂肪燃焼を助けるジビエpecofull_SIKA(岩手県産の鹿肉使用)
以上の3種類。









3種類すべてのサンプルを参加犬たちが試食。特に気になる物はおかわりもしてもらい、その間飼い主は愛犬の食べている様子をじっくりと観察。そして落ち着いたところで全員に感想を聞いてみた。
【キャロ】ドッグフードを食べないのでいつも手作りご飯を与えていますが、ぺこふるは3種類ともしっかり食べてくれました。
【ぽぽ】食ムラがあって食べないことも多いのですが、3種類完食しました。特に鹿が気に入ったようです。
【buddy】大好きみたいです。ヨダレが止まりません。きつい匂いがしないので安心して与えられます。3種類とも大豆タンパクが入っているようですが、大豆アレルギーの仔もいるので、肉だけの物もあるといいですね。
【けだま&おにぎり】こういうフードは初めて食べさせましたが完食です。特にけだまは何回もおかわりもしました。カロリーが低めなのでいっぱい食べても安心なのがいいですね。
【だいきち】好き嫌いがあるのですが、これは食べてくれるので以前から愛用しています。食いつきがいいのでカリカリにトッピングして与えています。外出する際もこれを冷凍庫から出して持って行くと出先で丁度良く解凍されているので重宝しています。同じロール状のフードBも試してみたのですが、ハーブの香りがダメだったみたいでそれは食べませんでした。カットした後冷蔵庫に入れておくと水分が飛んでパサパサになるのでカット面をなるべく少なくするか、食べる時に水などを加えてあげるといいようです。
【ラヴ&るる&ぴぴ】いつも食事は手作りの物を与えていますが問題なく食べてくれました。災害時などご飯が作れなくてもこれなら食べてくれそうです。ウエットなので水分補給にもいいですね。ラヴは外では食べないのですが、これはおかわりしたので驚きました。
【ぷりん&もなか】もなかは好き嫌いがはっきりしているので食べないことが多いですが、ぺこふるは3種類とも食べました。においをかいで食べないことも多々あるのですがこれはすぐに食べたので美味しいのだと思います。水分があるのでぷりんのようなシニア犬にもいいですね。
【編集部犬:愛犬1号&2号】2匹ともとても美味しいようで3種類ともあっという間に完食しました。においも少ないのに食いつきがいいので驚きました。それと手で持った時に脂でベタベタしないのがいいですね。余計な添加物がないようで安心して与えられます。おいしすぎてぺこふるを主食にすると他の物を食べなくなりそうなので、トッピングで利用したいです。

カリカリのペットフード、ウエットフード、手作りご飯、トッピング付きなど各家庭ご飯事情は異なるが、この日集まった13頭は味にうるさいわんこたちも含め、全頭完食。どうやらおいしさが実証されたようだ。
ぺこふるは今回試食した3種類がメインで販売されており、季節ごとに牛や豚、羊や魚などの限定品も販売する。8月現在は東北産の羊肉を販売中。次回は気仙沼産のサメをメインにしたぺこふるを販売予定のようだ。
商品に関する詳しい情報はホームページ参照。https://www.pekofull.com/

試食会を終え、愛犬家たちの生の声が聞けた菊地社長。課題も見つかりとても参考になったようだ。
現在ぺこふるはホームページからのネット販売の他、ペットエコ全店で取り扱い中。
また11月の『ペットフェス2025秋』にも出店が決まっている。直に話を聞くチャンスなので気になる方は是非ブースへお立ち寄りください。
地元宮城から全国へ、そして世界の愛犬家たちの手元に届くよう、今後の発展を応援していきたいと考える。
(取材:NAOKO)
場所を提供していただいたガモウパーク様、ありがとうございました。
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