この春、新しく開院した南仙台どうぶつ病院は「わかりやすく」「丁寧に」「親切に」をコンセプトに病気に対しての十分な説明をしたうえで、飼い主さんの理解をきちんと得られることを基本に考えている病院だ。
どんな細かなことでも飼い主さんが気になることがあればとことん話をし、お互いの理解を深め飼い主さんの不安をとりのぞくことを意識して診察を行っているそうだ。それは時として何時間にもおよび、また時として診察時間外にも行われる。
診察が終わりおうちに帰った後でも、飼い主さんに心配事や不安があれば先生と直接LINEでやり取りができるそうだ。
実際、病院から帰ったあと、食欲がなかったりいつもと様子が違うと不安になる。ささいな違いだから夜間診療に連れていくほどではないかもしれないけれど、でも気になる、どうしよう・・という時に病院の先生と直接LINEでやり取りできるのはかなり心強い。
南仙台どうぶつ病院は細かな気遣いが感じられる造りになっている。受付を済ませると猫患者は左へ、犬患者は右へ進みそれぞれ専用の待合室で待つようになっている。猫専用の待合室には猫患者が落ち着いていられるようにキャリーケースにかけるブランケットなどの用意もされていて「キャットフレンドリークリニック※」を目指した取り組みを行っている。
もう一つ、工夫されているのが外にも待合室があることだ。ほかの犬が苦手な犬患者と飼い主さんは外の待合室にいることで落ち着いて待つことができるのだ。
診察室も猫用1室、犬用2室が用意されており院長先生が患者に合わせて移動して診察する仕組みになっている。
皮膚に関して深く学んだ院長先生は併設しているトリミングルームでトリマーさんだから気づける皮膚の変化などに敏感に対応してくれる。皮膚病は死に直結しないのでついつい見逃してしまう場合もあるそうなのだが、他の病気のサインが皮膚に現れていることもあるので無碍にはできないのだと教えてくれた。
また敷地内には人工芝のドッグランがあり、併設されているペットホテルにお泊りのワンちゃんが遊んだり、外でしかトイレができない入院患者犬の排泄を促すために利用している。高齢や持病があるとペットホテルやトリミングが利用できないことがあるが、そんなときは病院と併設されているこのような施設を利用すると飼い主さんも安心できるだろう。
※「CFC(Cat Friendly Clinic)」とは、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”として国際基準規格で世界的に普及しており、CFCに認定された動物病院は、猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することを約束するもの。
院長:山川光(やまかわひかる)
【経歴】北里大学獣医学部卒業後、都内の動物病院に獣医師として勤務。
東京農工大学皮膚科研修医を経て、地元に戻り2021年3月「南仙台どうぶつ病院」を開院。
【南仙台どうぶつ病院】
【住所】仙台市太白区柳生4丁目10-3
【電話】022-738-8508
【診療時間】午前9:00~12:00 午後16:00~19:00
【休診日】なし
【HP】 https://minasen-ah.net/
【併設】ペットホテル トリミング
【駐車場】13台
【診療対象動物:犬と猫】
【動物取扱番号】仙台市(R2健保動)指令 第20108055号
登録番号 第20108055号
取材(ナオコ)
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