移動アニマルクリニック浜口先生からの特別寄稿があった。「猫の保護宅制度」という全国でも初の試みの制度とのこと。保護宅制度?どんなシステムなのか。実際に編集部で取材し、記事をアップしました。確かにこの試みが広がれば、猫ちゃんの殺処分が少なくなるのではないか。全国に広まればありがたいという思いで浜口先生の寄稿を紹介いたします。これに付随して当編集部NAOKOの取材記事も参考にされたいと思います。
(浜口獣医師より)
保護宅システムメンバー大募集!!
みなさん保護宅ってご存じですか?ほとんどの方ははじめて耳にする言葉だと思います。
私も最近はじめて聞いた言葉なのですが、本当に素晴らしいシステムなので、当院では、大々的にPRをすることになりました。
このページでは、当院の提携先の猫のボランティアさんが行っている保護宅活動について皆さんにご理解いただくとともに、実際に活動のサポートも行っていきます。
保護宅とは:文字からもわかるように保護猫を在宅でお世話していただくことです。里親になって飼っていただくこととは違い、在宅にてお世話していただくホームスティスタイル>になります。勿論、お世話をすることに関しては愛情をもって接していただきますが、従来の里親制度のように、飼い主になるわけではないので、必ず最後まで看取らなければいけないという強い責任感に、自信がもてない方でも大丈夫です。
自分が厳しくなったら、戻してもらうことも可能です。
飼育にかかる費用、医療費等はボランティア団体が可能な限り負担してくれます。
これからの高齢化社会において、「高齢者の方でも安心してペットを飼える世の中」になれば素晴らしいと思いませんか?このシステムなら、それを実現に近づけることが可能になります。このすばらしいシステムを社会に拡げたい!
そこで当院は、提携先のボランティア団体さんと協賛して、保護宅のメンバーさんを大募集することになりました。この制度ですが、少しわかりにくいかもしれませんが、平たく言えば保護猫のホームステイ(ニャンコスティ)と解釈してください。
<概要>
(活動内容)当院提携のボランティア団体さんのシェルターにいる猫を在宅でお世話して下さい。いわゆる保護猫のホームスティ(ニャンコスティ)です。
(条 件)ペット可の住居に住んでいて、ある程度健康な方で、愛情をもって猫と接していただける方ならどなたでもOKです。ただし、医療サポートの観点から、当面は宮城県在住の方に限らせていただきます。飼育や病気に関する、費用面のご負担はありません。団体側が可能な限りサポートしてくれます。
<こんな方に最適です>
リタイア世代(65歳以上)
・最近、可愛がっていたペットを看取ったが、自分の年齢を考えたら新たなペットを飼って最後まで看取れる自信がない。
・寂しくてペットを飼いたいが、譲渡会に行っても年齢から断られてしまう。
単身者
・寂しくてペットがほしいが、この先のことを考えると飼うことに躊躇してしまう。
正義感の強い方
・かわいい仔犬、仔猫ではなく、困っているような猫が気になってしまう。寄付などの支援には参加することはあるが、そればかりではなく実際に力になりたい!
みなさんこれを機に小さなボランティアはじめてみませんか?
シェルターの猫ちゃんが、きっとあなたを癒してくれますよ。
お問い合わせ、ご希望の方は、
移動アニマルクリニック浜口
電話 080-4405-0196
FAX 022- 290-0641
メールアドレス maware-nisi@agate.plala.or.jp
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