先日お伝えした「hugU譲渡会」が開催されました。当日の模様をお伝えします。
(取材:編集部 NAOKO)
ペットと里親をつなぐマッチングサイト「hugU」(ハグー)初となる保護猫譲渡会が、仙台総合ペット専門学校(仙台市青葉区本町)で行われた。当日は小雨模様の天気だったが、多くの里親希望の方が訪れていた。
今回この譲渡会を開催したのは、さまざまな境遇で保護された動物たちと里親になりたい人をオンラインで結ぶマッチングサイト「hugU」(ハグー)を運営する株式会社シムネット。「hugU」は保護活動や保護に至る現状を啓発・啓蒙する活動をしながら、里親を必要としている動物たちの情報を広く発信し、インターネット上での譲渡の機会を常時提供している。また、ペット保険アニコムグループの一員として、譲渡後の健康面やフード・用品などさまざまな点でサポートし、譲渡先で幸せな暮らしを送れるように里親を支えていく活動も行っている。
オンラインでの譲渡機会を提供し、殺処分ゼロを目指して全国の保護活動者や自治体の愛護センターなどとの連携をしながら、2017年のサービス開始から現在までに累計5千件以上の譲渡を行ってきた「hugU」。きっかけはオンライン上だが、最終確認や譲渡にはやはり直接の対面が必要である。
保護犬・保護猫との直接対面時の反応や実際のやり取りでの温度感・空気感を感じ取り、さらなるサービスの向上を目指して、今回オンラインではなくリアルな譲渡会を開催することとなった。この譲渡会は当初、保護犬と保護猫の両方の参加を予定していたのだが、当日は犬の体調不良など諸事情により保護猫のみの参加となった。その保護猫たちを連れてきてくれたのは保護活動をしている4つの団体や個人だ。それぞれ独自に譲渡会開いたり、「hugU」ウェブサイトでの譲渡を行っている。
参加団体の一つ、「つながれ命!里親会」は、今回5匹の猫と共に参加。いつもは月に1〜2回、名取市のホームセンタームサシ(2階)で譲渡会を行っているそうだ。個人で保護活動をしている「ya46」さんは、猫4匹と参加。以前、勤務先のコンテナに集まる野良猫たちの保護を何となくしていたところ、どんどんその数が増え始め生活を圧迫するようになってきた。その頃出会った保護活動をしている人の助言をもとに、きちんとした手順を踏んで、かかる費用は里親さんにも負担してもらうなど継続して保護活動ができるようにしてきたという。同じく個人で保護活動をしている「たんぽぽ」さん、保護団体「にゃんこ組」も参加していた。
「hug U」譲渡会は、取材を行った5月、そして6月18日にも開催。担当者の話では、オンラインでは全国各地のマッチングを行うことができるが、リアルだとなかなか難しい。まずはここ、仙台で譲渡会を行い、リアルだからこそ聞ける生の声などを生かしつつ、ゆくゆくは全国でリアル譲渡会を行っていきたいと考えているそうだ。
この記事へのコメントはありません。