以前ARCHE!でご紹介した松島の屋内外ドッグラン「ドッグランsmile house」の前を走る道、仙台松島線沿いにオープンした『Luna’s Green Pancake』。 観光地ではなく、森林と住宅が点在する場所にあり、正直お店を営業するのに適した場所とは思えない。
それなのにオープンしてから約1か月、多くの人が訪れている。


オーナーの渡部貢市郎(わたなべ・こういちろう)さんは北海道出身。地元を離れ東京、表参道にあるパンケーキの大型店で料理長を務めた後、店長となる。長い間勤めていたパンケーキ屋を退職後は店長として経営に携わってきた経験を活かし、フリーランスで店舗経営のアドバイザーという仕事についた。機械的に何かをする仕事よりも誰かに寄り添いながらできる仕事にやりがいを感じた貢市郎さんは、その後寄り添うことの最たる仕事として介護職に就いたという経歴を持つ。
そんな貢市郎さんが自分の出身地北海道と、奥様の出身地東京の中間地点にある宮城県に拠点を移し、昨年末に里親となった保護犬のむくちゃんと共に『Luna’s Green Pancake』をオープンさせた。店名には「優しく輝く月のように、そっと寄り添う存在でありたい」という思いが込められている。観光地ではなく、あえて松島の中でも緑豊かで落ち着いた土地を選んだのは、パンケーキという料理をゆっくり楽しんでもらえる場所にしたかったからだ。


オープン以来、客層は40〜50代が中心。静かな環境で丁寧に作られた一皿を味わいたいという大人の世代に、ゆったりとした時間が支持されているようだ。また非常勤の看板犬むくちゃんの愛らしい笑顔に射抜かれたファンも多い。愛犬と一緒に利用できるテラス席が設けられたのは、このむくちゃんの存在が大きいようだ。
お店の雰囲気もさることながら、舌の肥えた大人世代の人たちも笑顔になるパンケーキ。これには貢市郎さんのこだわりが詰まっている。

口に含むとシュワシュワと消えてなくなる飲み物のようなこのスフレパンケーキの生地には貢市郎さんが毎日作る自家製のリコッタチーズが使用されている。一方で砂糖を全く加えていないため、卵と乳の優しい甘みとほのかな香りが感じられる。そこに特製ソースと口当たりの軽い生クリームや添えられているメープルシロップを合わせることで口の中でこの料理が完成するように計算されている。だからこってり甘い方が好きな人には少々物足りないかもしれないが、爽やかな甘さが大人世代や男性客にも人気のようだ。
そしてちょっとした“変わりダネ”として評判なのが、唐揚げが添えてある食事系パンケーキ。2枚あるパンケーキを一枚は唐揚げと共に味わって、もう一枚はメープルシロップをかけてデザートとして食べられるという1皿で2度おいしいパンケーキメニューだ。この食事系パンケーキも含め、果物や抹茶を使った5種類のパンケーキの他に、ここではランチメニューも提供している。唐揚げやチキンソテー、バターチキンカレーなど5種類のランチプレートとBLTグリルチキンバーガーがあり、これらは営業時間内いつでも注文可能だ。(平日ランチタイムは割引あり)しっかりランチを食べた後、デザートのパンケーキが食べたいかも…と悩んだ時は通常の半分の量の「パンケーキバーガー」がおすすめだ。軽やかな甘さと口の中でほどけてしまうパンケーキだから「食べきれるかな」なんて心配はご無用。焼き上がりに15分ほどかかるので、ランチと一緒にオーダーしておくのが良いだろう。


オーニングの付いたテラス席はこれからの時期でも日差しや雨から守ってくれるので、ぜひ愛犬と一緒にお出かけしてみてはいかがだろうか。ちなみに毎日作るリコッタチーズがなくなると閉店になってしまうので早めの時間帯がおすすめだ。またテラスは人気のある席なのでお出かけの際は事前予約を忘れずに。
(取材:NAOKO)

Luna’s Green Pancake ルナズ グリーン パンケーキ
【住所】松島町初原砂押26−5
【電話番号】050-5448-9586
【営業時間】11:00~17:00(LO16:00)
【定休日】火曜
【駐車場】あり(6台)
【Instagram】https://www.instagram.com/matsushima_pancake/?hl=ja
【ペット】テラスのみ・大型犬 OK・ペット用食事なし・リードフックあり・予約可
~マナーを守って利用しましょう♪~
★ARCHE! MODEL だいきち
















